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金子研究室へようこそ!

このページでは B3 の皆様に向けて, 金子研究室の紹介や説明会情報を, 随時発信していきます.
金子研究室に興味がある人も, そうでない人もゆっくりしていってください!
研究室(26-306B)の見学はいつでも歓迎です!
研究室の雰囲気はどんな感じなのか, 気軽にのぞきに来てください.
事前に連絡してもらえると,研究室に誰もいない…といった事態は避けられるかも.
E-mail : for_b3 (at) inl.ics.keio.ac.jp
※ (at) は @ に置き換えてください.
※ フィルタリング回避のためkeio.jpのアカウントからメールを送信してください.


研究室説明会

日付 時間 開催場所
全体説明会 10 / 27 (月)
第1回 金子研究室 個別説明会 10 / 28 (火) 18:15-20:00 14棟 創想館 2F DR-6(14-216)
第2回 金子研究室 個別説明会 11 / 6 (木) 18:15-20:00 14棟 創想館 2F DR-6(14-216)
第3回 金子研究室 個別説明会 11 / 17 (月) 18:15-20:00 14棟 創想館 2F DR-6(14-216)

説明会用のZOOMリンク

https://keio-univ.zoom.us/j/83557259398?pwd=J9jUH3clA8epzxcmqiWzij9gQYFqHi.1

説明会に来てくださった方へ

よろしければ研究室説明会のアンケートにご協力お願いします.

研究&メンバー紹介

▶️ 研究紹介ページ
▶️ メンバー紹介ページ

金子研B4の通年スケジュール

2-3月 新人研修

B4に上がるまでに一定の知識レベルに到達するよう, 次のM1が付いて指導します. 具体的には,この研究室の大きなテーマである「グラフ」に関する英語の教科書をB3全員で分担して読んだり,実験で必要となるプログラミングの知識・GitHubの使い方等を勉強したりします.研究を進めるだけでなく情報工学科の学生を名乗る上でも, ここでの学びは必ず役に立つでしょう.

4-5月 卒論テーマを考えながら論文を読む

4~5月は7月に行われる「輪講発表」に向けて,論文を読む練習を沢山します.具体的には卒論のテーマを考えつつ自分で論文を探したり,複数本の論文を比較してスライドにまとめたりします.最初のうちは論文の探し方や読み方が分からず苦労することも多いですが,先生や先輩方もB4のために多くの時間を割いてサポートします. ちなみにこの時期でとても大切なのが,大学院入試の出願です.4月末〜5月頭に書類選考の出願があります.これを忘れると口頭試問や筆記試験を受けることになるため,院進する人は忘れないようにしましょう.

6月 輪講発表の準備

6月の前半は,卒論の内容を視野に入れつつ実験をしたり論文を読んだりします. 6月の後半になると,輪講発表に向けてスライド作りを開始します.金子研では先生や先輩方も参加する発表練習が3回もあったり,1人ずつメンターがついて一緒にスライドを作れたりと,サポートがかなり充実しています.

8-9月 夏休み

8月は夏休みを満喫しつつ,各自で論文を読んだり実験をしたりします.9月に入るとMTGもぼちぼち再開し,卒論の研究テーマを具体的に決定する頃合いになります.研究テーマはこれまでの輪講で選んだ論文なども参考に, 先輩の研究の途中で生じたテーマや, はたまた個人的に持ち込むテーマでもなんでもありです. 研究テーマに困ることはないでしょう. ちなみに9月には,研究室のメンバーで合宿に行ったりもします.この合宿は「研究なしMTGなし」の完全レジャーな合宿です. 夏まで頑張った分のご褒美です. 先輩とも仲良くなれるとてもいい機会です. 2024年度は伊豆に1泊2日で行ってきました. 宿泊先でBBQやカラオケをしたり道中で温泉に立ち寄ったりとそれぞれが思い思いに満喫してきました.

10-11月 研究を進める

10月に入ると,いよいよ卒論を見据えて研究も本格化します.B4は大体2週間に1回の進捗報告会が設けられているので,それを目標に各自で研究を進めていきます.

12月 研究をもっと進める

12月に提案手法を確立させて実験データを取り終えていることが理想です.この時期に提案手法が定まっていないと,ちょっとヤバみが増してきます. なお12月には,テクノモールや忘年会といった楽しいイベントも盛り沢山です.この機会に先輩方とも対面でお話しできるので,研究で疲れた心が少しだけ軽くなるかもしれません.

1月 卒論執筆

1月は実験・卒論執筆・発表準備とやることが沢山あって結構大変です.ちょっとだけ踏ん張って頑張ります.この時期の先生や先輩方はB4にとても優しいです.親身になって相談に乗って下さいます.なお卒論の提出や発表は1月末〜2月頭に設けられることが多いです. B3の皆さんは,研究室に所属する前にB4の先輩方の卒論発表を見に来ることもできます.来年のために見ておくといいかもしれません.発表時の雰囲気が掴めると思います.

FAQ

B3の方々が気になるであろう質問, よく聞かれる質問にまとめて研究室のメンバーが答えてみました!
ぜひ参考にしてみてください!

場所:26-209(学生居室,基本的にここにみんないる), 26-306B(金子先生の居室)
時間:基本的にいつでもwelcomeですが,できれば事前にメールをいただけると確実に対応ができます.
ちなみに学生居室は来年新しくて綺麗なお部屋に移る予定です(2024/10/28 現在).

金子研究室では次世代のデジタルデータ流通基盤の研究を行っています。詳細は上にも記した研究紹介のページに譲ります。

なぜデジタルデータの流通基盤を研究しているかなのですが、みなさんはデジタルデータって聞くとどんなものを思い浮かべるでしょうか. 自分の書いた実験レポートのファイルとか, Instagramに載せたオシャレ写真とかYouTubeに上がっているお気に入りの動画とか自分のブラウジングの履歴とかでしょうか. 大体そんなところでしょう. みんながスマホを持って写真を撮ったり動画を撮ったりブログを書いたりツイートしたりウェブサイトを見たりするのが当たり前になり, データ社会, SNS社会なんて言葉が登場して久しいですが, デジタルデータは現在, 尋常じゃない速度で, あちらこちらで, それこそあなたの手元でも, 生成され続けています.
デジタルデータって, 食べ物とかと違って腐らないしかさばらないので, 「とりあえず生成する」ことが是とされていて, 大量に生成して, それをいかに効率よく分析するかってところに世の中的な注目が集まっているんです. データサイエンティストっていうかっこいい名前の職業がもてはやされたり, AIっていうクールなプログラムがいい感じにデータを分析して, お金儲けに使えそうな知見を教えてくれたりとか, そういうところにお金と人が集まっているのが, 最近の流行りだと僕は思っています.

「デジタルデータは腐らないしかさばらないから大量に在庫を抱えても問題ないからじゃんじゃん生成して, あとでいい感じに分析して利活用したいじゃん」

これがデジタルデータに対する人間の態度ですね. ちょっと具体的に考えてみますか. デジタルデータって多分大きく分けて二つに分けられると思うんです. 自動化された機械が吐くログデータとか誰かのブラウジングの履歴とかに代表される「鑑賞できない系」と, 画像とか映像とかブログ記事とか音楽とか, いわゆる「鑑賞できる系」です. 「鑑賞できない」系のデータはプログラムで分析するのにもってこいですね. データの持つ意味がデータそのものにほぼ格納され尽くしていると考えられるからです. 「17:09にネジAが5本製造された」というログの持つ意味は, データそのものにほとんど完結していると言えるでしょう. 「鑑賞できる」系のデータはそうともいきません. オシャレな画像そのものに「この画像はオシャレですよ」という情報はおそらく含まれていないからです. こういう「鑑賞できる系」のデジタルデータは「デジタルコンテンツ」という名前で呼ばれることが多いです. コンテンツですから, 人が鑑賞して楽しむものなんですよ. さっきまでの話は「デジタルデータはじゃんじゃん生成して分析しようね」ということでしたが, 「鑑賞できない系」のデジタルデータは「集めて分析する」話がそのまま適用できそうですね. 一方で「鑑賞できる系」のデジタルコンテンツはどうでしょうか. 難しいですねぇ. どうしましょう. 「写真ならディープラーニングってやつで顔検出とか, そういうの, あるやん」って言いたい方, そうですね, そういうアプローチもあるでしょう. 画像や映像はそういう分野と相性が良かったりしますね. 画像系の研究室とかがやってるのがまさにそれでしょう. それもそれで研究のしがいがありそうです. 最近では「音楽もAIで」みたいな話もあったりして, 盛り上がってそうですね. でも金子研究室では全く異なるアプローチで取り組みます. 金子研究室では, そもそもデジタルコンテンツ自体を分析することはありません. 「この写真には天野先生が写っている」とか「この動画は楽しい動画だ」とか, そういったデジタルコンテンツそのものに対する分析や意味の付与はしないのです. だってそういった価値判断って, そのデジタルコンテンツを鑑賞した人によって全然異なるでしょう. デジタルコンテンツそのものを分析することって, すなわちコンテンツ消費者を分類しているのと同じなんだと思うんです. 「この写真には天野先生が写っているように見えるだろう」とかって, もしかしたら天野先生のそっくりさんか写っているのかもしれないし, そもそも天野先生をよく知らない人がその写真を見て「知らないおじさんが写っている写真だ」と思うことだって全然ありえるし, そういった, 人それぞれのコンテンツに対する価値判断は, それぞれが尊重されるべきであって, 分類なんて到底できやしないのではないか, というのが金子研究室の考え方です.

「え, でもデジタルコンテンツだって分析しないと意味ないじゃん, どうすんの?」

そこで金子研究室ではネットワークに着目しました. コンテンツって実は, 他のコンテンツとの関係の中で意味づけされて消費・鑑賞されているのではないか, という予想です. 情報工学科の教授の写真が並んでいるところに天野先生の写真があったら「あ, これは (知らないおじさんではなくて) 天野先生だな」ってなるし, 今の内閣の閣僚の顔写真に混じってその写真があると「えっ」ってなりますよね. コンテンツの消費・鑑賞は, そのコンテンツの置かれた文脈によって大きく異なってきそうだということがお分かりいただけると思います. 何もこの考えは特殊なものでは全然なくて, みなさんに身近なSNSだってこの考え方にそう部分があるんですよ. SNSの基本は「人の繋がり」です. 人の繋がりのネットワークの上でコンテンツのネットワークが構築されているんです. 仲のいい友達が投稿したナイトプールで遊んでいる動画は嫉妬まじりで「まじか」って思うけど, 知らない人の動画は特に波風立たずに見れたりしませんかね. そういうことです. これを金子研究室ではもっと展開して, 「人のネットワークに依らず, コンテンツそのもののネットワークを構築したらもっとコンテンツを利活用できるんじゃないか」と考えています. コンテンツそのもののネットワークにはどんな性質があるのだろう, どんな技術があるとコンテンツのネットワークって構築できるのだろう, そんなことを考えて研究しています. 個別の研究内容は別ページに譲りますが, 金子研究室の研究の大まかな方針はこういうことです, それを先生は「デジタルコンテンツの長期的な利活用について研究しています」ってさらっと言います. 難しいですね. でも, 面白そうですよね?

興味を持たれた方はぜひ, 研究室説明会にお越しください. お待ちしています!

研究室に配属されるタイミングで, 研究に使うための端末が貸与されます. 基本的に自由に使える端末です. 大体最新のMacbookが貰えます.
実験環境は充実しすぎていると言えるぐらい充実しています. ハイスペックなハイパーバイザ, 物理サーバ, 基幹ルータ, etc… を次々と導入しています. その設定も学生でやりきります. ネットワークをちゃんとやっている研究室だけあって, それらにリモートでアクセスする環境もバッチリです. 加えて大学のキャンパス間をつなぐ100Gbpsのネットワークの管理とか実験をするなんて経験もできたりします.
とにかく, 研究環境に関しては心配する必要はありません.

NTTグループなどのネットワーク系企業, Docomo, KDDI, Softbankなどの通信キャリア会社, Sonyなどのメーカー, NHKなどのTV局に進んでいる人がいます. Nintendoやスクエニなどのゲーム会社やYahoo, コロプラなどのWeb系企業に行く人もいます.

基本的に金子先生は学生の言いたいことを尊重して聞いてくれます. 聞く耳持たないってことはまずないですね. その上でお話ができるので「コミュニケーションが取れなくて困る」みたいなことは発生しません. とても素晴らしい先生ですね.
たまに「頭ごなしに否定から入る」タイプのコミュニケーションしかできない人も社会にはいますが, 金子先生は「まず聞いてみよう」という姿勢なのでとても心地よくコミュニケーションが取れます. 加えて, 金子先生は海外に旅行するのがお好きで, その辺のお話も面白いですね.

B4のしなければならないことは大きく分けて「輪講発表」と「卒業研究」の二つです. 前半が輪講発表で, 後半が卒業研究ですね. 通年スケジュールを参考にしてもらうと, 想像がしやすいかもしれません. どちらも困ったことがあれば先輩に相談すれば適切なアドバイスをもらえますし, ある程度スケジュールを組んで取り組むものなので, 死ぬほど大変というものではないと思いますよ. 正直「エグくしようと思えば無限にエグくなる」とは思いますが, そうならないように先輩や先生がサポートしてくれますし, そのサポートを受けようとすれば決してエグくはならないと思います.

します. 大学院生は卒業要件に含まれていたり, 奨学金免除に関わってくるのでいっぱい行きましょう. 会議と合わせて観光もできます. 例えば, 国内は北海道から沖縄まで, 国外だとフランス, イタリアなどヨーロッパ諸国やアメリカなどに行くことができます. 最高です.

それはB3のとき思ったwww でも理不尽な怖さではないので, 担当教員としては結構頼もしく感じるようになります(気鋭の学生なら超マッチします). 国際学会バンバン出したい, ロジックとロジックの激突を味わいたい, そんな人に合います. というか, それはあくまで先生の一面であって実験のディスカッション以外の金子先生は結構オモシロイですよ. まぁ, 説明会来てみてください!!

基本的には Python が使えればなんとかなります. 人によっては C++ や Java を使う人もいます.
授業や実験でやった範囲のことができれば大体なんとかなるので, プログラミングが苦手な方でも安心してください!

金子研は, とにかく自主性を強く重んじる研究室です.
そのため, 自分の力で研究を頑張ってみたい!という前向きな気持ちさえあれば, 金子研でやっていけると思います.

情報工学科全体に言えることかもしれませんが, 毎日研究!毎日研究!という感じではないです. 週に3回か4回くらい研究したり, ミーティングしたりする以外は, バイトやインターンが多いです. 要領がいい人なら普通に遊べます.

必須ではないですが, ほとんど大学院に進学します. 大学院進学により好きなことを勉強できる時間が2年増えます. もし人数超過時に選考を行う際には大学院に進学する人が優先されます.

金子研には現在, 博士 : 1人, M2 : 4人, M1 : 4人, B4 : 5人 が所属しています.

コアタイムはありませんが, 金子研では週に 5 コマほどミーティングがあります.
ちょっと多いな, と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが, そのぶん先生や先輩方から沢山アドバイスをいただけるので, 自分の研究を進める際の大きなアドバンテージになります.

全然できます. できるようにスケジュールを組むので, 両立できないことはありません. バイト・サークル共にやりたいようにやれると思います. 私はやっています.

楽しいですよ. 先輩も優しいですし先生も楽しい方なので, 険悪な雰囲気になったことがないですね. 先輩が優しく丁寧に疑問に答えてくれますし, 先生に言えば的確なアドバイスをくれます.
先生や先輩方に臆せず沢山質問できる環境なので, 研究を進める上でとても心強いです!

来てくださると嬉しいです.

結論から言うと, まぁないです. 進みが思わしくない場合でも, まず研究室に来て先輩や先生に相談することが大事で, 可能な限り研究として着地させて一緒に卒業を目指します. 卒論がうまくいくように先生および先輩方が全力で協力してくれます.

大丈夫です. 新人研修の時点でだいぶ知識を得ることができますし, 必ずしも授業内容が研究内容に直結しているとは限らないです. 金子研究室は「既存のものを改良してより良いものを作ろう」というよりかは「こういうビジョンを実現するにはこういう技術があったらいいよね」という方向性で研究をしています. 授業でやっている内容はもちろん知識として押さえておくべきところもあるかもしれませんが, 直接的に関わることはあまりないので安心してください. ただ, 授業内容は「情報工学徒としての教養」的な意味合いがあると思うので頑張って習得すると将来おいしいです. 知っておいて損することはないと思います.

していますよ.現在も進行中のプロジェクトがありますので,興味のある方はぜひ研究室説明会などで質問してください.

当研究室が寺岡研究室と金子研究室の合同研究室だからです。合同研究室である理由は金子先生曰く,

  • 研究室運営効率の最大化
  • 「ネットワーク」に関する技術的な意見交換
  • 知り合いがたくさんできて嬉しい
の3点だそうです.

1点目に関しては,私も学生なので詳しいことは分かりませんが,研究室運営は色々大変なのでしょう.1研究室で運営するより,合同研究室で運営するメリットがあるから合同になっているという単純明快な理由です.

2点目に関しては,寺岡研と金子研で具体的な研究内容に差はあれど,「ネットワーク」という共通のキーワードを扱っているのだから意見交換ができたほうがいいよねという理由です.

3点目に関しては,そのままの意味です.2研究室が合同でやっているので同期も先輩も先生も数が2倍です.色々な人と知り合えます.これはメリットしかありません.「人多すぎて,部屋パンパンなんじゃね?」と心配している方,心配ご無用です.人が多い分,研究室も広いし,部屋も複数あります.基本的に学生の立場からすると,「合同研究室」はメリットしかないと思います.是非私たちと知り合いになりましょう.

金子研究室はミーティングは全てオンラインで行っています.研究室へはいつでも入ることができるので,研究室からズームに参加する学生もいます.