B3の方々が気になるであろう質問, よく聞かれる質問にまとめてB4が答えてみました!
ぜひ参考にしてみてください!

Q1. 寺岡研究室ってどんな研究室?何やってるの?

回答を見る インターネットは「 (品質は二の次でいいから) とにかく世界中を一つに繋ぐ」ことを目標として構築が進み, 技術的には大方その通りに実現されました. インターネットは, 自律した主体同士が接続し合って協調的に動作する世界規模の一つの系 (自律分散協調システム) として, (部分的には壊れながらも) 系全体としては我々が普段生活する上で欠かせない様々なサービスを支えるネットワークインフラとして日々休みなく動作しています.
ただ, とりあえず繋がったのはいいものの, 端末の接続の仕方が有線から無線に転換し, 5G技術の進展と共に (IoTデバイスなど) 接続する端末の数も爆発的に増え, それらの端末から日々生産される膨大な情報を処理する様々な仕組み (CPUだけでなくGPUやFPGAも) がクラウドコンピューティング上に搭載され, と思っていたらクラウドだとネットワーク的な遅延が大きすぎるからリアルタイム性が必要なサービスのためにエッジコンピューティングが登場し, またまたインターネットを正しく使わずに情報を盗み取ったり他人が提供するサービスを妨害する人まで登場し... といった具合に, インターネットが支える様々なサービスから突きつけられる要求事項に応えていくには, とにかく一つに繋ぐことに加えてどうやって繋ぐのかに注力する必要が出てきました. これまで二の次においていた「品質」の部分を考えないといけなくなった, ということですね. それを突き詰めると, インターネット自体をもう一度ゼロから作り直す作業が必要となってきたとも言えます.
キーワードは, 冒頭に言った自律分散協調という言葉です. 例えば一つのデータセンタ規模で中央集権的にシステムを組めるのであれば品質の話は簡単ですが, なんたってシステムの規模は全世界. 多種多様な主体が混在する中で, これまでに実現できた「世界中を一つに繋ぐこと」を阻害しないように, 繋ぎ方を工夫して様々な「品質」の実現の仕方を考える. これが寺岡研究室の大きなテーマだと考えています.

Q2. 金子研究室ってどんな研究室?何やってるの?

回答を見る みなさんはデジタルデータって聞くとどんなものを思い浮かべるでしょうか. 自分の書いた実験レポートのファイルとか, Instagramに載せたオシャレ写真とかYouTubeに上がっているお気に入りの動画とか自分のブラウジングの履歴とかでしょうか. 大体そんなところでしょう. みんながスマホを持って写真を撮ったり動画を撮ったりブログを書いたりツイートしたりウェブサイトを見たりするのが当たり前になり, データ社会, SNS社会なんて言葉が登場して久しいですが, デジタルデータは現在, 尋常じゃない速度で, あちらこちらで, それこそあなたの手元でも, 生成され続けています.
デジタルデータって, 食べ物とかと違って腐らないしかさばらないので, 「とりあえず生成する」ことが是とされていて, 大量に生成して, それをいかに効率よく分析するかってところに世の中的な注目が集まっているんです. データサイエンティストっていうかっこいい名前の職業がもてはやされたり, AIっていうクールなプログラムがいい感じにデータを分析して, お金儲けに使えそうな知見を教えてくれたりとか, そういうところにお金と人が集まっているのが, 最近の流行りだと僕は思っています.

「デジタルデータは腐らないしかさばらないから大量に在庫を抱えても問題いからじゃんじゃん生成して, あとでいい感じに分析して利活用したいじゃん」

これがデジタルデータに対する人間の態度ですね. ちょっと具体的に考えてみますか. デジタルデータって多分大きく分けて二つに分けられると思うんです. 自動化された機械が吐くログデータとか誰かのブラウジングの履歴とかに代表される「鑑賞できない系」と, 画像とか映像とかブログ記事とか音楽とか, いわゆる「鑑賞できる系」です. 「鑑賞できない」系のデータはプログラムで分析するのにもってこいですね. データの持つ意味がデータそのものにほぼ格納され尽くしていると考えられるからです. 「17:09にネジAが5本製造された」というログの持つ意味は, データそのものにほとんど完結していると言えるでしょう. 「鑑賞できる」系のデータはそうともいきません. オシャレな画像そのものに「この画像はオシャレですよ」という情報はおそらく含まれていないからです. こういう「鑑賞できる系」のデジタルデータは「デジタルコンテンツ」という名前で呼ばれることが多いです. コンテンツですから, 人が鑑賞して楽しむものなんですよ. さっきまでの話は「デジタルデータはじゃんじゃん生成して分析しようね」ということでしたが, 「鑑賞できない系」のデジタルデータは「集めて分析する」話がそのまま適用できそうですね. 一方で「鑑賞できる系」のデジタルコンテンツはどうでしょうか. 難しいですねぇ. どうしましょう. 「写真ならディープラーニングってやつで顔検出とか, そういうの, あるやん」って言いたい方, そうですね, そういうアプローチもあるでしょう. 画像や映像はそういう分野と相性が良かったりしますね. 画像系の研究室とかがやってるのがまさにそれでしょう. それもそれで研究のしがいがありそうです. 最近では「音楽もAIで」みたいな話もあったりして, 盛り上がってそうですね. でも金子研究室では全く異なるアプローチで取り組みます. 金子研究室では, そもそもデジタルコンテンツ自体を分析することはありません. 「この写真には天野先生が写っている」とか「この動画は楽しい動画だ」とか, そういったデジタルコンテンツそのものに対する分析や意味の付与はしないのです. だってそういった価値判断って, そのデジタルコンテンツを鑑賞した人によって全然異なるでしょう. デジタルコンテンツそのものを分析することって, すなわちコンテンツ消費者を分類しているのと同じなんだと思うんです. 「この写真には天野先生が写っているように見えるだろう」とかって, もしかしたら天野先生のそっくりさんか写っているのかもしれないし, そもそも天野先生をよく知らない人がその写真を見て「知らないおじさんが写っている写真だ」と思うことだって全然ありえるし, そういった, 人それぞれのコンテンツに対する価値判断は, それぞれが尊重されるべきであって, 分類なんて到底できやしないのではないか, というのが金子研究室の考え方です.

「え, でもデジタルコンテンツだって分析しないと意味ないじゃん, どうすんの?」

そこで金子研究室ではネットワークに着目しました. コンテンツって実は, 他のコンテンツとの関係の中で意味づけされて消費・鑑賞されているのではないか, という予想です. 情報工学科の教授の写真が並んでいるところに天野先生の写真があったら「あ, これは (知らないおじさんではなくて) 天野先生だな」ってなるし, 今の内閣の閣僚の顔写真に混じってその写真があると「えっ」ってなりますよね. コンテンツの消費・鑑賞は, そのコンテンツの置かれた文脈によって大きく異なってきそうだということがお分かりいただけると思います. 何もこの考えは特殊なものでは全然なくて, みなさんに身近なSNSだってこの考え方にそう部分があるんですよ. SNSの基本は「人の繋がり」です. 人の繋がりのネットワークの上でコンテンツのネットワークが構築されているんです. 仲のいい友達が投稿したナイトプールで遊んでいる動画は嫉妬まじりで「まじか」って思うけど, 知らない人の動画は特に波風立たずに見れたりしませんかね. そういうことです. これを金子研究室ではもっと展開して, 「人のネットワークに依らず, コンテンツそのもののネットワークを構築したらもっとコンテンツを利活用できるんじゃないか」と考えています. コンテンツそのもののネットワークにはどんな性質があるのだろう, どんな技術があるとコンテンツのネットワークって構築できるのだろう, そんなことを考えて研究しています. 個別の研究内容は別ページに譲りますが, 金子研究室の研究の大まかな方針はこういうことです, それを先生は「デジタルコンテンツの長期的な利活用について研究しています」ってさらっと言います. 難しいですね. でも, 面白そうですよね?

興味を持たれた方はぜひ, 研究室説明会にお越しください. お待ちしています!

Q3. 研究室見学はいつどこに行けばできますか?

回答を見る 場所:26-209(学生居室,基本的にここにみんないる), 26-306B, 26-302A(寺岡教授の居室)
時間:基本的にいつでもwelcomeですが,もし研究室に誰もいなければ寺岡教授の居室を伺ってみてください.

Q4. 研究環境はどんな感じ?

回答を見る 学生居室は二つあります. 二つの研究室が合同で研究生活を送っているので必然的に人数が多く, 集まるとわちゃわちゃしています.
居室には各自に割り当てられた机とイスがあり, そこで研究をすることができます.
研究室に配属されるタイミングで, あなたの研究に使うための端末が貸与されます. 基本的に自由に使える端末です. 大体最新のMacbook Pro 13インチですが, 希望すればWindows機だったりiPad ProとかMacbookだったりに変更することもできますよ. ディスプレイも希望すれば追加することができます. ここまで手厚いのはこの研究室の特徴かもしれません.
加えて実験環境は充実しすぎていると言えるぐらい充実しています. ハイスペックなハイパーバイザ, 物理サーバ, 基幹ルータ, etc... を次々と導入しています. もちろんその設定も学生でやりきります. ネットワークをちゃんとやっている研究室だけあって, それらにリモートでアクセスする環境もバッチリです. 加えて大学のキャンパス間をつなぐ100Gbpsのネットワークの管理とか実験をするなんて経験もできたりします.
とにかく, 研究環境に関しては心配する必要はありません.

Q5. 学生居室にあるものを教えて下さい!

回答を見る 研究に関係しないものとして, 思いつくだけで電子レンジ, 冷蔵庫, 電気ケトル, 鍋, テレビ, Nintendo Switch, スマブラ, ベッド、寝袋があります. また, 研究室内にある椅子は高級, 高品質で, 椅子の座り心地の良さでこの研究室に入ることを決めた人もいるくらいです.

Q6. 卒業生の進路は?

回答を見る NTTグループなどのネットワーク系企業, Docomo, KDDI, Softbankなどの通信キャリア会社, Sonyなどのメーカー, NHKなどのTV局に進んでいる人が多い印象です. Nintendoやスクエニなどのゲーム会社やYahoo, コロプラなどのWeb系企業に行く人もいます.

Q7. 寺岡先生って授業の時の「あのまんま」ですか?

回答を見る 「あのまんま」です. いや, 授業内ではあまり学生と関わりが無いのでどういう印象を持っているのかわかりませんが... 研究室に入ってからお茶目な面や漢気のある面を目撃して好感度100万倍になります.

Q8. 金子先生って授業の時の「あのまんま」ですか?

回答を見る 「あのまんま」です. 基本的に金子先生は学生の言いたいことを尊重して聞いてくれます. 聞く耳持たないってことはまずないですね. その上でお話ができるので「コミュニケーションが取れなくて困る」みたいなことは発生しません. とても素晴らしい先生ですね.
たまに「頭ごなしに否定から入る」タイプのコミュニケーションしかできない人も社会にはいますが, 金子先生は「まず聞いてみよう」という姿勢なのでとても心地よくコミュニケーションが取れます. 加えて, 金子先生は海外に旅行するのがお好きで, その辺のお話も面白いですね.

Q9. B4のスケジュールってどんな感じ?もしかしてエグいの?

回答を見る B4のしなければならないことは大きく分けて「輪講発表」と「卒業研究」の二つです. 前半が輪講発表で, 後半が卒業研究ですね. 通年スケジュールを参考にしてもらうと, 想像がしやすいかもしれません. どちらも困ったことがあれば先輩に相談すれば適切なアドバイスをもらえますし, ある程度スケジュールを組んで取り組むものなので, 死ぬほど大変というものではないと思いますよ. 正直「エグくしようと思えば無限にエグくなる」とは思いますが, そうならないように先輩や先生がサポートしてくれますし, そのサポートを受けようとすれば決してエグくはならないと思います.

Q10. 研究成果の発表等は学外で行うんですか?

回答を見る します. 大学院生は卒業要件に含まれていたり, 奨学金免除に関わってくるのでいっぱい行きましょう. 学会の訪問先では教授のおごりでおいしいお酒や食事もできます. 会議と合わせて観光もできます. 例えば, 国内は北海道から沖縄まで, 国外だとフランス, イタリアなどヨーロッパ諸国やアメリカなどに行くことができます. 最高です. そう, COVID-19 が収束すればね...

Q11. 実験でオシロスコープ使った記憶があるんですが, 研究室でもおんなじことするんですか?

回答を見る 研究室では実験で行なったレイヤよりも上のレイヤを研究対象にしている人がほとんどです. そのため, 実験で行なったことを研究室でも行なっている人は少ないです. と言うかほぼいませんね. 金子先生は実験も担当していますが, 金子研究室の研究でオシロスコープを使うことはまずないです, ご安心ください.

Q12. 実験のディスカッションで金子先生が少し怖かったです

回答を見る それはB3のとき思ったwww でも理不尽な怖さではないので, 担当教員としては結構頼もしく感じるようになります(気鋭の学生なら超マッチします). 国際学会バンバン出したい, ロジックとロジックの激突を味わいたい, そんな人に合います. というか, それはあくまで先生の一面であって実験のディスカッション以外の金子先生は結構オモシロイですよ. まぁ, 説明会来てみてください!!

Q13. うわっ…私のプログラミングスキル、低すぎ…?

回答を見る んなこたないです. UNIXシステムプログラミング取ると伸びます.

Q14. どんな人が多いですか?

回答を見る 僕が入ったときは, 意外と結構イケてる人が多いと思いました. それでいて仕事もできる, 気合のある学生が入ってきやすい気がします.

Q15. 研究以外の生活を教えて!

回答を見る 情報工学科全体に言えることかもしれませんが, 毎日研究!毎日研究!という感じではないです. 週に3回か4回くらい研究したり, ミーティングしたりする以外は, バイトやインターンが多いです. 要領がいい人なら普通に遊べます.

Q16. 大学院進学は必須ですか?

回答を見る 必須ではないですが, ほとんど大学院に進学します. 大学院進学により好きなことを勉強できる時間が2年増えます. もし人数超過時に選考を行う際には大学院に進学する人が優先されます.

Q17. メンバーはどんな感じですか? (院生, 学部生の構成)

回答を見る 現在は寺岡, 金子研究室合わせて, 博士3人, M2が5人, M1が7人, B4が10人います.

Q18. 選考の基準は?

回答を見る 寺岡研究室は定員3名程度を予定しており、希望者が定員を上回った場合には「面接」と「大学院進学の意思」を考慮して選考します. 金子研究室では, 定員5名程度を予定しており、選考になった場合は「成績」と「大学院進学の意思」を考慮して選考します.

Q19. コアタイムってあるの?

回答を見る そんなものはありません. ただ週に数回, ラボごと・チームごとに決めた回数だけのミーティングがあるので参加することになります. ミーティングのスケジュールは各自のスケジュールを考慮した上で決定するので, 無理な日程を強制されることは絶対ありません.

Q20. お昼ご飯はどうしてるの?

回答を見る COVID-19 以前は、大抵の人はお弁当やカップラーメンを購入して居室内で食べていました. 寺岡・金子研究室合同のジェネラルミーティング (GM) があるときは, そのまま先生と一緒に学食で昼食をとることも結構あります. 教授とおしゃべりしながらご飯食べるの, 普段は聞けない話などを聞くことができて楽しいですよ.

Q21. 飲み会はあるの?

回答を見る コロナの影響で全部無くなりました.が,お酒を研究室に持ってくれば飲めます.お酒好きが多いため, お酒が好きな方には先輩と一緒に楽しく飲めるオススメの研究室です. もちろんお酒がダメな人も研究室にはいるので, 無理強いはしていません. お酒が苦手な方でも安心して入ってもらえると思います. 学会や飲み会に寺岡先生がいる際は日本酒やビールのおいしい, おすすめのお店に連れて行ってくれます. また進捗が滞ったときは居室でお酒を飲んでリフレッシュしましょう. 私は付き合います. 私が酒飲みたいわけじゃないですよ.

Q22. 徹夜するの?

回答を見る 基本的に徹夜はお肌に悪いのでしません. ただ, 今のM1に「ラボ泊 (研究室の居室に宿泊すること. 徹夜で作業はしない) が趣味」という人がいるので, その人は居室に泊まっていました. その人曰く「朝早起きするにはこれが一番」とのことです. 人それぞれですね.

Q23. サークルやバイトとの両立はできる?

回答を見る 全然できます. できるようにスケジュールを組むので, 両立できないことはありません. バイト・サークル共にやりたいようにやれると思います. 私はやっています.

Q24. 寺岡研って楽しい?

回答を見る 研究室にはお話好きな先輩がたくさんいるので楽しいです!!研究室に通う人は一定数いるので特にその人たちとは仲良くなれます.雰囲気も良いですし, 先輩方も優しく, 疑問に対して丁寧に教えてくれています. 月並みな感想ですがこの研究室に配属されて非常に良かったと思っています.

Q25. 金子研って楽しい?

回答を見る 楽しいですよ. 寺岡研の人と同じ居室なので友達が多いし仲の良さも寺岡・金子研で隔たりがないです! 先輩も優しいですし先生も楽しい方なので, 険悪な雰囲気になったことがないですね. 先輩が優しく丁寧に疑問にが答えてくれますし, 先生に言えば的確なアドバイスをくれます.

Q26. コミュ障ですが大丈夫ですか?

回答を見る 問題ありません.これまでの学生生活と比べて横のつながりが強くなるのが研究室生活です. B3向けに開催予定の新人研修会で協力し合ってもらう中で, きっと心を許せる仲間ができるはずです. 脱コミュ障を目指すなら研究室に通ってください.まずは話すことから始めましょう!

Q27. 非リア充ですが大丈夫ですか?

回答を見る 大歓迎です. 弊研究室としても非リア充が増えるのは大変喜ばしいです. 下には下がいた,下同士で傷の舐め合い... もし今非リア充でなく, 研究室生活を充実したものにしたいのであれば, 寺岡研究室・金子研究室はオススメ.

Q28. リア充ですが大丈夫ですか?

回答を見る 大歓迎です. 弊研究室としてもリア充が増えるのは大変喜ばしいです. 幸せな話をお聞かせください.もし今リア充でなく, 研究室生活を充実したものにしたいのであれば寺岡研究室, 金子研究室はおススメ.

Q29. 研究室説明会は全部行くべき?

回答を見る 割と行ったほうがいいです(ガチ).

Q30. 卒論うまくいかなくて留年とかありうる?

回答を見る 結論から言うと, まぁないです. 進みが思わしくない場合でも, まず研究室に来て先輩や先生に相談することが大事で, 可能な限り研究として着地させて一緒に卒業を目指します. 卒論がうまくいくように先生および先輩方が全力で協力してくれます.

Q31. 寺岡先生の授業取ってないんだけど大丈夫?

回答を見る 大丈夫です. ネットワーク等, 研究に関わってくる内容は新人研修で丁寧に教えるので大丈夫です(マジ).

Q32. 金子先生の授業取ってないんだけど大丈夫?

回答を見る 大丈夫です. 新人研修の時点でだいぶ知識を得ることができますし, 必ずしも授業内容が研究内容に直結しているとは限らないです. 金子研究室は「既存のものを改良してより良いものを作ろう」というよりかは「こういうビジョンを実現するにはこういう技術があったらいいよね」という方向性で研究をしています. 授業でやっている内容はもちろん知識として押さえておくべきところもあるかもしれませんが, 直接的に関わることはあまりないので安心してください. ただ, 授業内容は「情報工学徒としての教養」的な意味合いがあると思うので頑張って習得すると将来おいしいです. 知っておいて損することはないと思います.

Q33. 寺岡・金子研って外部機関と共同研究とかしてるの?

回答を見る もちろん,していますよ.国の研究機関や業界をリードする企業との共同研究を積極的に行っています.現在も進行中のプロジェクトがありますので,興味のある方はぜひ研究室説明会などで質問してください.

Q34. なんで合同研究室なの?

回答を見る 金子先生曰く,
  • 研究室運営効率の最大化
  • 「ネットワーク」に関する技術的な意見交換
  • 知り合いがたくさんできて嬉しい
の3点だそうです.

1点目に関しては,私も学生なので詳しいことは分かりませんが,研究室運営は色々大変なのでしょう.1研究室で運営するより,合同研究室で運営するメリットがあるから合同になっているという単純明快な理由です.

2点目に関しては,寺岡研と金子研で具体的な研究内容に差はあれど,「ネットワーク」という共通のキーワードを扱っているのだから意見交換ができたほうがいいよねという理由です.

3点目に関しては,そのままの意味です.2研究室が合同でやっているので同期も先輩も先生も数が2倍です.色々な人と知り合えます.これはメリットしかありません.「人多すぎて,部屋パンパンなんじゃね?」と心配している方,心配ご無用です.人が多い分,研究室も広いし,部屋も複数あります.基本的に学生の立場からすると,「合同研究室」はメリットしかないと思います.是非私たちと知り合いになりましょう.

Q35. 活動はオンラインですか?オフラインですか?

回答を見る 両研究室合同のミーティングはオンラインで開催しています.寺岡研究室は対面でもオフラインでも参加できるハイブリッドでの活動です.金子研究室はミーティングは全てオンラインで行っています.研究室へはいつでも入ることができるので,研究室からズームに参加する学生もいます.

Q36. 最後に一つ!B4の通年のスケジュールをざっくり教えてください!

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2-3月

(とても手厚い) 新人研修の2-3月

寺岡・金子研究室の特徴は「新人研修が手厚い」ところです. 他の研究室と比較してもかなり手厚いです. B4に上がる直前までに研究室のメンバーが一定の知識レベルに到達するように, 次のM1が付いて指導します. 具体的には, この研究室のテーマでもある「ネットワーク」について一通りの知識を得るべくB3のみなさんで英語の教科書を分担して読み進める『輪講』やソケットを用いたネットワークプログラミングの基礎を習得する『プログラミング演習』, 研究や開発の過程で必要となる仮想マシンの立ち上げ方法やバージョン管理ツールgitとGitHubを用いた開発フローなども指導します. どれも「情報工学を大学でやってました」と言いたいならば必要になる知識なので, ここでひとまずの知識を獲得できるのは間違いなく一定のアドバンテージになります.

4月

ラボ内輪講で論文を読む4月

B4として取り組む課題は大きく分けて二つありますが, そのうちの一つ目が夏に行われる「輪講発表」です. これは, 一つ論文を選んでそれを読み込み, 自分の指導教官以外の教授に向かって論文の内容を発表するというものです. これに向けてB4は四月から「論文を読むこと」の練習も兼ねて, 研究室内で輪講発表をします. 先輩に論文の選び方・探し方を質問したりしながら論文の読み方を体得していきます. 輪講は研究室での活動の多くを占めるので非常に大切です. 先輩もB4のために時間を割いてサポートします. あと, 忘れがちですがとても大事なのが大学院入試の出願です. 理工学部所属の学生の大学院入試は, まず書類選考に出願するところから始まります. この出願を忘れると筆記試験と口頭試問を受ける必要があります. 書類選考への出願はGW明けすぐなので忘れないようにしましょう.

5月

BBQと院試の5月

新人勧誘の意も込めて多摩川の河川敷でBBQをします. だいたい毎年GW明けぐらいですね. 寺岡・金子研で相互交流ができるいい機会です. 意外な先輩と仲良くなったり?! なんてこともありましたね…今は実施できていません.コロナが明けたら存分にやりましょう!

6月

輪講発表にむけて準備の6月

引き続き輪講をしたり, 輪講発表が視野に入ってくるのでその論文選びなどをぼちぼち始めたりします. 4-5月で取り組んできた研究室内輪講で得た知見を活かしながら論文を読み進め, 輪講資料を作成していきます. ソフトボール大会があるのもこの辺ですね. この研究室は寺岡・金子合同研究室としてソフトボール大会に出場します. これもコロナ明けたら開催されるはずです.

7月

輪講発表の7月

いよいよ輪講発表です. 他の研究室の教授たちを前に説明するのは意外と緊張するものです. これまでの準備を教授先生にぶつけてみましょう. 輪講発表は他の研究室の輪講発表も見ることができます. 他の研究室の輪講スタイルとか研究内容を垣間見ることができる数少ないチャンスです.

幻の8月

(COVID-19以前は)合宿の8月

寺岡・金子研究室合同で合宿に行きます. この合宿は「研究なしミーティングなし」の完全レジャーな二泊三日の合宿です. 夏まで頑張った分のご褒美です. 先輩とも仲良くなれるとてもいい機会です. 2019年度は軽井沢に行ってきました. テニスしたりショッピングモールぶらついたり思い思いに軽井沢を満喫してきました.

9月

研究を始める9月

卒論研究が視界に入ってくるので, テーマをそろそろ具体的に決めたいなという時期です. 研究テーマはこれまでのラボ内輪講で選んだ論文なども参考に, 先輩の研究の途中で生じたテーマや, はたまた個人的に持ち込むテーマでもなんでもありです. 研究テーマに困ることはないでしょう.

10月

研究を進める10月

いよいよ卒論を見据えて研究を本格化させます. テーマを具体的に確定させて, 今後の研究の道筋をできるだけ明確にしておきたいですね.

11月

研究をもっと進める11月

卒業できるようにシコシコ研究しています. 多分設計等を考えて実装にも手をつけ始めている時期だと思います.

12月

研究がとても進んでいる12月

実装が終わって実験データを取り終えているところでしょうね. データが取れてないとヤバみが増してきます. 自分の仮説がデータで実証できているのか, ドキドキしますね.

1月

卒論提出と発表の1月

卒論として研究してきた内容を発表します. 輪講発表と同じ教授陣に対して自分の研究成果をプレゼンしましょう. プレゼン資料の作成と発表準備に卒論自体の執筆とやることが結構あって大変です. 早め早めの行動が吉であることは言うまでもありませんが, そうは言っても難しいものです. ちょっとだけ踏ん張って頑張ります. あと, この時期の先輩はとても優しいです. 研究室に所属する前の1月は, 先輩の卒論発表を見にくることもできます. 来年のためにも見ておくといいかも知れません. 雰囲気がつかめますよ. 打ち上げもあります. 楽しみですね.

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