自律分散システムによるグラフ解析とは
DHTを用いたグラフ分散管理システム @ mitsua
複数のユーザが自身のグラフをシステムに登録し,そのグラフを分散ハッシュテーブル(DHT)を用いて分散管理する仕組みについて研究しています.システム上にある複数のグラフを共通ノードを媒介に接続することで,ユーザ間での情報流通や探索が可能になります.
動的分散グラフにおけるランダムウォーク再利用の整合性保持 @ stkn
単一のサーバに保存できないほど大規模で多くの人が利用するグラフデータは, 地理的に分散した環境下にグラフを分けて保存することが想定されています. このような環境でランダムウォークを実行すると, 経路がサーバをまたぐ度に通信が発生し, 実行時間が増加する問題があります. ランダムウォークの経路情報を保存しておくことで通信を省略し, さらに保存した経路情報をグラフの更新に合わせて修正することで, 分散した動的グラフ上でランダムウォークを非同期に実行することができます.